iPodやiPhone、iPadがすごい理由は、
見た目の斬新さやインターフェースにあると思いがちだが
本当のすごいところは、そのバックヤード部分にある。
例えば、iPodのすごいところは
音楽の販売から聞く部分までを簡易化し
ワンストップサービスとすることで
ユーザに簡単に音楽を販売することができるようになった。
音楽の著作権管理団体を説得しなしえた結果である。
日本では、いまだに難しい問題である。
iPhoneのすごいところは
iPhone上で動くソフトの開発環境を一般に公開し、
作ったソフトを、世界中に販売できる仕組みを作ったことだ。
世界中に何十万といる開発者に支えられて
新しいソフトウエアが日々発売になり
ユーザは自分にあったソフトを選択できるようになった。
日本の携帯会社はいまだに限られた会社で開発している。
開発費用と開発期間に縛られ
出てくるソフトは、8ビットマイコンで作れるようなソフトや
iPhoneで人気が出たソフトのパクリだ。
iPadのすごい部分は
書籍の販売部分である。
アメリカでは、日本と同じく書籍の電子化は長らく難しかったが
各著作権団体を時間を書け説得し電子化へ漕ぎ着けた。
この電子化への許可が出なければiPadも販売することは無かったと思う。
日本では、いまだに書籍の電子化へ進もうとはしない。
「どうなる?」と議論するばかりだ。
有名な言葉で
「技術で世界を変える」
というのがあるが、日本の技術は世界を変えることができないでいる。
確かに、
安い商品で世界を変えることはできる。
でも、人件費の安いところに勝つことはできない。
高機能の商品で世界を変えることはできる。
でも、高機能ゆへの難しさが商品に出てきては意味が無い。
日本の技術が世界を変えることができないのは
意外と技術以外の部分で力が発揮できていないからだと思う