前回は、吸気系ノーマルの状態で
マフラーだけ交換し、パワーチェックを行ったのですが
今回は、吸気系をいじってテストを行いました
まずは、吸気系の改良を行います
普通は、ファンネルにしたりパワーフィルターにしたりするのですが
それをやっちゃうとエンジンの寿命が格段に短くなるので
出来るだけ無理をせずに吸気系の効率を上げてみたいと思います
で、今回使用したのが650のエアクリーナーエレメントボックス
左が650用、右が400用です
かなり大きさが違うでしょ
ちなみに、この650はエアクリーナーエレメントボックスは
ある方からいろいろな方法を取って頂き
合法的に入手した海外仕様のエアクリーナーエレメントボックスを使用しています
国内販売の650とはちょっと違うかもしれません
側面から見るとこんな感じ
エレメントのフィルター自体は同じ物なので
ものすごいパワーアップは期待できませんが
高速での伸びが良くなってくると思います
で、とりあえずジェッティングの変更
MJ:130
JN:下から2段目
というセッティングに変更しました
とりあえず乗ってみる
おお?
なんかトルクがすごくなったぞ
高速での伸びがすごい
低速でアクセルのツキがほんのちょっと(ほとんど分らないくらいだが)悪くなったような感じ
全体的に、パワーが出た感じ
になりました
で、このままでは本当にパワーが出ているか分らないので
ダイナモでチェックします
今回も、前回と同じく
ビッグバイク等の新車・中古車等の販売や
エンジンチューニング、ドラッグレースで有名な
サンタバイクさんに 計測をお願いしました
今回、計測した日の気温が35℃以上有りました
前回は、13℃であまりにも温度差の違いから
参考にはならないかもしれません
また、気温が高い場合
空気の膨張が大きく結果的に酸素が減ってきますので
馬力は下がる傾向に有ります
また、今回チェーンのコンディションが悪くパワーロスに繋がっています
ということを考慮した上で、結果を見てみましょう
4,000rpmまでの低速域は同じくらい
7,500rpmまでの中速域は、1~2psアップ
高速域は、4~5psアップといった所でしょうか?
で、中速域でほとんど馬力が出ていないようですが
トルクはかなり出ています
また、グラフを見て頂ければ分るように
パワーの谷が無くなった為、非常に乗りやすくなりました
で、ジェッテイングに関してですが
実は、この状態でもまだ薄い様で
プラグが白くなっていました
あと5番くらいは上げないといけないかもしれません
総評
これだけの改造で10%以上のパワーアップはすごい事です
普通は、5%くらいが限界なんですが
SVはかなりパワーを抑制されているのかもしれません
気温とジェッティングが良ければ
後軸で軽く50psを超えるものと思われます
しかも、このエンジン15,000km走っているんですよね~
新車状態だったらどこまで伸びるやら、、、
という訳で、ジェッティングがいまいちですので
もうしばらく煮詰めていきたいと思います
結果が出ましたら後日報告していきたいと思います